お子様の近視抑制

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当院は仮性近視に対するワックや点眼治療、および幅広い近視抑制治療(低濃度アトロピン・オルソケラトロジー・近視抑制治療ソフトコンタクトレンズや近視抑制治療眼鏡)を提供しております。

仮性近視とワック

仮性近視は偽近視、学校近視とも呼ばれ、多くのお子様の初期の近視がこの状態に含まれております。

人間の目の中には毛様体というピントを合わせる筋肉があります。近くを見るときは縮んで、遠くを見るときは緩みます。近くの作業を多くすると、この筋肉が過度に緊張して、遠くを見ようとしても緩まなくなります。
この状態が調節緊張、または、仮性近視という状態です。

仮性近視の治療は、以下のワックという機器と調節緊張改善の目薬を組み合わせ、また、生活指導も合わせて行います。

ワック

ワックは近視抑制の訓練ができる機器です。
器械の中に映る風景は、自動的に遠くへ行ったり近づいたりします。これに伴い、眼球の水晶体の厚さを変化させるために、筋肉の運動が起きます。
ゲームや読書などで焦点距離が近くに順応した眼の焦点を遠くに順応させることで、主に眼の緊張を緩和させます。

ワックの通院方法

  • 週に1~2回、都合の良い日にご来院ください
  • 一ヵ月に一回視力検査と診察いたします
  • ワックによって、必ず裸眼視力が改善するとは限りません

※ワックの効果は必ずしもすべてのお子さんにあらわれてくるとは限りません。数か月治療を行っても視力の改善が見られないお子さんは、本物の近視になっていると判断し、本人が不自由を感じていれば、眼鏡を作ってあげると良いでしょう。

ミドリンM点眼

ミドリンMという点眼薬は毛様体筋を弛緩させる効果があります。
それによって、仮性近視によって毛様体筋の緊張を軽減させることができます。
但し、この点眼薬は副作用として眼がしみる、散瞳(瞳孔が広がる状態)が5~6時間続くため、日中の点眼をしないよう注意してください。
就寝前に点眼することをお願いしております。

近視抑制治療と眼軸長

眼軸長とは

眼軸長とは、角膜頂点から網膜までの長さ(眼球の長さ)のことをいいます。
眼軸の長い人は近視、短い人は遠視の傾向があります。

小児における近視の進行とは、眼軸長が伸びていくことをさします。

眼軸長の測定

眼球の長さ(眼軸長)を測定する、光学式眼軸長測定装置(IOLマスター)という機器です。
眼軸長の伸びを半年に一回測定します。

当院で行っている近視抑制治療

  • 低濃度アトロピン
  • オルソケラトロジーレンズ
  • 近視抑制眼鏡:ミヨスマート®(Miyosmart®)
  • 近視抑制治療用ソフトコンタクトレンズ:マイサイト®(MiSight®)

近視の進行を抑える目薬:低濃度アトロピン

当院は、低濃度のアトロピンを1日1回点眼することによって近視の進行を抑制する治療を行っております。
治療は低濃度アトロピン(リジュセア®など)を使用します。この薬はシンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されたものです。
点眼薬の中で、眼軸長抑制による近視進行抑制効果が証明されている唯一のものになります。ごくまれにまぶしさや近くが見えにくいという副作用が起こることがあります(中止により改善します)。

オルソケラトロジーレンズ

夜間特殊なハードコンタクトレンズを装用することで、角膜を平坦化させ、日中の裸眼視力を矯正します。日中の裸眼視力が矯正されるだけでなく、角膜平坦化により、近視進行抑制効果(眼軸長伸展抑制効果)が生じます。低濃度アトロピンとの併用効果もあります。

治療費

両目 176,000円(税込)

ミヨスマート®(MiyoSmart®)

DIMSレンズという、特殊な加工を施したレンズの眼鏡です。当院で処方箋を発行し、眼鏡店で購入します。従来の近視抑制眼鏡であるマイオキッズ®よりも強力な眼軸長伸展抑制効果があります。

一組 77,000円程度
(レンズ代のみ、フレームは別)

※ 価格については眼鏡店にお問い合わせください。

マイサイト®(MiSight®)

近視進行抑制効果(眼軸長伸展抑制効果)の証明されている遠近両用ソフトコンタクトレンズです。お子様が自身で着脱する必要があることから、当院では11歳前後から処方開始としています。処方に際し、調節麻痺点眼薬による屈折検査が必要になります。

一箱(片目一か月) 7,150円(税込)
(※ 両目だと一か月二箱必要です)

各種治療の近視抑制効果のまとめ

治療法 近視進行抑制率(屈折値) 眼軸長伸展抑制率
低濃度アトロピン 40~60% 30~40%
オルソケラトロジー 40~60% 40~60%
MiYOSMART® 50~70% 50~60%
MiSight® 40~60% 40~60%

どの治療法が良いの?

一般的にはお子様への負担が少ない低濃度アトロピンから始めます。さらなる近視抑制治療をご希望の方はご両親やお子様の希望、眼の状態をみながら、オルソケラトロジー、MiyoSmart、MiSightから適切なものを選びます。

※ 記載の価格は予告なく変更される場合があります、最新の価格についてはスタッフにお尋ねください