網膜硝子体手術

Vitreoretinal surgery

網膜硝子体手術

網膜硝子体手術は水晶体よりもさらに奥にある硝子体および網膜の疾患を修復するための手術です。

網膜硝子体手術は、網膜という、視力に直結する神経組織を扱います。高度な技量と機械が必要であり、今までは大学病院や一部の眼科専門病院でのみ行われてきました。しかし、技術や機械の進歩により、安全性が大きく向上し、日帰りで施行することが可能になりました。執刀を担当する院長の東は、日本有数の網膜硝子体手術件数を誇る西葛西・井上眼科病院にて、数多くの網膜硝子体手術を手掛けてきました。

当院では網膜硝子体手術全般(黄斑前膜や黄斑円孔、網膜剥離、硝子体出血、黄斑下出血、眼内レンズ偏位など)に対応し、白内障との同時手術も行っております。網膜剥離など緊急で対応しなければならない疾患の場合は、緊急での手術も対応しています。

執刀医:東 邦洋
手術時間:30 ~ 120分

正常網膜黄斑部

黄斑前膜

人間の眼には黄斑と呼ばれる、モノを見るための部位が存在します。そこに炎症や硝子体の一部などが付着して膜が発生し、黄斑が変形してしまう病気が黄斑前膜になります。視力低下や歪んでみえる、などを自覚することがあります。
硝子体を切除し、黄斑前膜を剥離することで症状の改善を目指します。

黄斑円孔

硝子体の牽引によりモノを見る重要な部位である「黄斑」に穴が開くのを黄斑円孔と言います。視力低下や歪んでみえるという症状を起こします。
硝子体を切除して黄斑との牽引を解除し、さらに内境界膜という部位を剥離し、眼内を空気またはガスで置換することで円孔を閉鎖します。術後、1週間ほどうつ伏せが必要になります(うつ伏せ専用枕を貸し出します)。

裂孔原性網膜剥離

一般に網膜剥離といわれる病気です。最初は視界の一部が欠けて見える、という症状を呈します。網膜の中心である黄斑部が剝がれると急激に視力が低下します。なるべく早い手術が望まれます。当院では緊急の硝子体手術に対応しています。

黄斑下出血

網膜細動脈瘤または加齢黄斑変性が原因のことが多いです。網膜の中心である黄斑部に出血が生じ、急激に視力が低下します。出血をどけるためにガス注射や硝子体手術が行われます。当院ではガス注射や硝子体手術に対応しています。

硝子体出血

眼球内部を満たしている硝子体出血はもともと透明ですが、糖尿病網膜症など様々な原因で出血が生じ、視力が低下する場合があります。自然によくなる場合もありますが、しばらく待ってもあまりよくならない場合、網膜硝子体手術で濁った硝子体を切除することで視力を回復させることを図ります。眼内の状態によってはガスや特殊なシリコンオイルを注入する場合もあり、その場合はうつ伏せが必要です。

眼内レンズ逢着

一部の患者さまでは白内障手術時にレンズが入れられない、または加齢や他の疾患によってチン氏帯が脆弱化し、自分の水晶体や白内障手術で挿入した人工レンズが脱臼してしまうことがあります。このような患者さまの場合、人工レンズを縫い付ける手術が必要になりますが、この手術ではかならず硝子体を処理することが必要になります。当院では網膜硝子体手術用の機械がありますので、硝子体を安全かつ確実に処理することが可能であり、安全に眼内レンズを縫い付ける手術を行うことが可能です。

当院で採用している硝子体手術機械

ステラリスエリート

最高15000 cpmのカットレートの高回転カッター、高輝度広角度照明、状況に応じて選択可能なカラーフィルター、安定した灌流と吸引力(Adaptive Fluidics)を備えた次世代の白内障・硝子体手術機械です。当院では効率性と低侵襲性を両立した25Gシステムを採用し、安全かつ低侵襲に手術を行うことが可能です。

ステラリスエリート
ステラリスエリート